お知らせ・コラム

システム特許の出願方法を徹底解説|ソフトウェア・IT技術を特許にする流れと費用

 

本記事では、システム特許を中心に、特許出願の方法や流れ、必要書類、費用、審査対応までを体系的に解説します。

 

近年、ソフトウェアやIT技術を活用したビジネスが増える中で、技術を守る手段として特許出願の重要性はますます高まっています。

特に個人開発者やエンジニア、スタートアップにとって、システム特許の理解は事業成長に直結します。

 

システム特許とは?

システム特許とは、「複数のハードウェア及び/又はソフトウェアの組み合わせによって特定の機能を実現する技術、に関する特許である」と言えます。

例えば、ソフトウェアやIT技術を活用した情報処理の仕組み、制御方法、業務フローなどを発明として保護する特許です。ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせて実現することが殆どです。

しかし、単なるアイデアではなく、例えばコンピュータ等を用いて、具体的な技術的手段として構成されている必要があります。システム構成や、ソフトウェアをシステムに含む場合のアルゴリズムやデータ処理の流れが明確であることが重要です。

 

特許出願前に確認すべきポイント

特許出願では「新規性」「進歩性」が求められます。

例えば、すでに公開されている技術と同一(または実質同一)の発明では、特許として認められません。

そのため、出願前には必ず先行技術調査を行い、自分の発明がどこに独自性を持つのかを整理する必要があります。

この工程を怠ると、特許を受けられない可能性が高くなります。

 

特許出願の流れ

まず発明内容を文章と図で整理し、明細書と特許請求の範囲を作成します。

次に、一般的には電子出願ソフトを利用して特許庁へ提出します(紙に印刷して特許庁へ郵送したり直接窓口に提出する事も可能)。

出願後は一定期間内に審査請求を行い、う事で審査官による審査が開始されます。

審査では、技術的な構成や効果が明確かつ論理的に記載されているかが重視されます。

 

審査・拒絶理由通知への対応

審査の結果、拒絶理由通知が届くことは珍しくありません。

その場合、意見書や補正書を提出して対応します。

システム特許では、技術的効果や処理の流れを明確に説明することが重要です。

適切に対応できれば、特許査定に進むことが可能です。

 

費用と期間の目安

特許出願には、出願手数料、審査請求料、登録料などがかかります。

個人で出願する場合でも、15万円程度から数十万円程度の費用が必要です。

また、出願と同時に審査請求した場合、出願から特許取得までには1〜3年ほどの時間がかかるのが一般的です。

 

個人出願と弁理士依頼の違い

自分で出願する方法は費用を抑えられるメリットがありますが、明細書における記載内容が不十分であったりや審査対応の難しさがデメリットです。

一方、弁理士に依頼すれば専門的なサポートを受けられ、特許取得の成功率が高まります。

技術の重要度や事業戦略に応じて判断することが大切です。

 

特許取得後の活用方法

取得した特許権は、事業の独占的利用やライセンス契約、資金調達時の評価向上などに活用できます。

システム特許は無形資産としての価値が高く、企業やスタートアップにとって大きな強みとなります。

 

よくある質問(FAQ

Q. ソフトウェアは本当に特許になりますか?

A. 新規性・進歩性以外に、技術的手段として具体性があれば、特許として認められる可能性が十分あります。

 

Q. 開発後や公開後でも特許出願できますか?

A. 原則として公開前の出願が必要なため、タイミングには注意が必要です。

但し、公開から1年以内であれば出願は可能です。

 

END OF THIS COLUMN